日本武道館発行の単行本
高め合う剣道
先達が心血を注いで残した「教育剣道の灯」を、正しく受け継ぎ、次代へ正しく受け渡すために、教育剣道の実践者として長年の経験をもつ筆者が、古今の文献を手掛かりに日々の修錬で大事な事柄を綴る。
これからの剣道の在り方、すべての剣道を学ぶ者が「互いに学び、高め合う剣道」の在り方を考えるために必携の一書。
四六判・上製・564頁
2,640円
- 内容
目次
- 第一章 剣道小史――剣技・剣術・剣道の歴史
- 一、奈良時代~江戸中期――闘争の技術から竹刀剣術の誕生まで
- 二、江戸時代中期以降~現在――剣術から剣道へ
- 第二章 剣道と教育
- 一、教育に関する基礎知識
- 二、「三育思想」
- 三、「教育基本法」と「学習指導要領」
- 四、「礼」の教育について
- 第三章 自分史を繙く
- 一、佐藤家略史
- 二、 私の小学校時代
- 三、私の中学校時代
- 四、私の高等学校時代
- 五、私の大学4年間――体育教師を志して
- 六、指導者としての第一歩を踏み出す
- 七、 指導者としての修行と剣道の国際的普及
- 八、「教育剣道の灯」を受け継ぎ、受け渡すために
- 第四章 剣道の特性と剣道指導の在り方
- 一、剣道の特性と在り方
- 二、剣道指導の在り方
- 三、『風姿花伝』から発達段階に応じた指導を考える
- 第五章 「稽古」――学習と指導
- 一、基本動作
- 二、基本の稽古法
- 三、応用動作
- 四、稽古への取組方と方法
- 五、剣道における形の重要性
- 第六章 試合について
- 一、試合(一)――先達の文献から
- 二、試合(二)――剣道の「術理」
- 終 章 高め合う剣道
- 一、稽古の意義と心得
- 二、剣道に関する古今の訓え
- 三、互いに学び高め合う教育剣道のために