日本武道館発行の単行本
脳を活性化する
人間の心身を安定させ、「無心」の状態を作るセロトニン神経――その研究の第一人者が、丹田呼吸法を手懸かりに、武道や禅、日本文化を題材として、誰もができる脳を活性化する方法をわかりやすく解説。
A5判・並製・346頁
1,760円
- 内容
- 第1部 脳の活性化とは
- 坐禅とセロトニン
- ストレスとしごき
- 空海はセロトニン活性の達人
- 『弓と禅』に学ぶ身体トレーニング
- 修験道の神通力と前頭前野
- 沢庵の「不動智」とワーキングメモリー
- 不動明王と心の三原色
- 『弓と禅』に学ぶ無意識の自己意識
- 悪夢を消すには?
- 精進料理とセロトニン合成
- 「茶の湯」とセロトニン的生活
- 「せぬひまの面白さ」世阿弥の能と脳内回路
- 「自然に体が動いた」を脳科学で解く
- 芭蕉の俳句と坐禅の至高体験
- 勝海舟の「明鏡止水の心」を脳科学する
- 「武道の礼法」は共感脳を育む
- 相撲の「四股」は品性を育む
- 書道も心技体の人間修行
- 王選手の一本足打法と日本武道
- ダルマ人形と仁王像
- アンドロゲンと闘争心
- 日本の祭にはセロトニンがたっぷり
- スキンシップとオキシトシン
- 素潜りがセロトニン研究の原点
- 空手の稽古は坐禅修行に通じる
- 脳は「丹田呼吸法」をどう操るか
- 試合における最適な覚醒状態
- 「義」を脳科学する
- サイエンスは「気」をどこまで解明したか
- 仙人術を脳科学する
- 釈迦の坐禅と中国・気功の坐忘
- 武道の詩
- 第2部 対談「武道で脳を活性化しよう」
- 日本武道館会長 松永 光・東邦大学名誉教授 有田 秀穂