日本武道館発行の単行本
日本武道館と共に歩んだ
五十年
五十年
本書は、日本武道館第10代事務局長の故三藤芳生氏(1949~2021年)が月刊「武道」2021年1月号から同タイトルで連載するため、生前書きためていた28回分の原稿を基に編集部で章立てし、体裁を整え、単行本化したもの。(内容は執筆時のもの)
完成した本書は『日本武道館三十年史』『日本武道館五十年史』にある日本武道館と戦後の武道界の歴史を日本武道館事務局サイドから補完し、より厚くする。
※本書は非売品のため書店では取り扱っておりません。
B5判・208頁
非売品
- 内容
●目 次
- 第1章 日本武道館事業の概要
- 1 連載を始めるに当たって
- 2 日本武道館建設までの経緯と歴史
- 3 現在の組織と関係団体
- 4 現在の事業と課題
- 第2章 私の歩んできた道
- 1 維新の地・山口で生まれ、早大入学、空手部へ
- 2 紆余曲折の末、無試験で日本武道館へ入団、新天地勝浦へ
- 3 総務課、施設課を経て、業務課で新料金体系を提案、財団の安定に寄与
- 4 昭和50年頃の一般催事と、振興課で日本武道協議会の発会式に立ち合い、機関紙局へ
- 5 月刊「武道」連載「山下泰裕五段の足跡」が単行本に
- 6 国体正式参加と世界の統一に向け、空手3団体懇談会を日本武道館の仲介によって開催も不調に終わる
- 7 ヨルダン・ブルネイ国王台覧武道演武会とアセアン青年招聘武道演武会
- 8 日本武道館が満員になった日中親善武道演武交流大会
- 9 武道学園の改組と創立50周年記念事業
- 10 日本武道館書写・書道普及奨励事業と月刊「書写書道」の創刊
- 11 出版広報課長に就任、月刊「武道」をリニューアル
- 12 「赤字は許さない」、高いハードルの中、満を持して単行本を刊行
- 第3章 現在も続く主要事業
- 1 決意も新たに新春恒例の日本武道館鏡開き式・武道始め
- 2 武道の源流が勢揃いし、奥義を披露する日本古武道演武大会
- 3 武道の真髄を披露し国際交流、日本武道代表団海外派遣事業
- 4 武道の理論と実技を指導、国際武道文化セミナー
- 5 子どもたちの夢舞台、夏の全日本少年少女武道錬成大会
- 6 国際武道大学建学の背景と歴史、教育内容
- 第4章 中学校武道必修化の変遷と東京五輪実現への協力
- 1 武道振興大会で、国に武道振興施策の実現を要望
- 2 「武道憲章」制定の背景と経緯
- 3 「武道の理念」制定の背景と経緯について
- 4 「武道は人間を強くする」 国のスポーツ立国調査会で武道の特性と魅力を説明
- 5 日本武道館の中学校武道必修化への取り組み
- 6 昭和仕様を令和仕様に、3大目標で東京五輪に向け日本武道館増改修工事