日本武道館発行の単行本
合気道に活きる
昭和初期に生れ、戦後の早大生時代に植芝盛平、植芝吉祥丸、船越義珍、中村天風、日野正一の諸先生の教えを受け、合気道の稽古を生涯の道と志す。昭和から平成への激動の時代に、本部道場師範を務め、慶應義塾、学習院、早稲田の各大学に合気道会を創設。自らの道場も主宰し、さらに欧州各国への普及に尽力。合気道に活きた泰斗の軌跡を余すところなく示す珠玉の一冊。
四六判・上製・402頁
2,640円
- 内容
目次
- 1章 大東流合気柔術の歴史と特色
- 第一章 生い立ち
- 一 原点
- 二 幼稚園から小学校時代
- 三 第一東京市立中学
- 第二章 師との出会い
- 一 松濤 船越義珍先生
- 二 植芝盛平先生・吉祥丸先生
- 三 中村天風先生
- 四 鉄叟日野正一先生・みちゑ先生
- 第三章 生き方の方針
- 一 植芝道場 先輩の教え
- 二 命の基を訪ねて
- 三 一生の方針を定める
- 第四章 植芝盛平先生の教えと稽古
- 一 気の錬磨
- 二 合気道の心
- 三 心学の道、心法の道
- 四 稽古と法
- 五 稽古の目的、人の生き方
- 六「機」について
- 七 錬る
- 八 自然な動き
- 九 場を主宰する
- 第五章 合気道の普及
- 一 合気道の発展
- 二「気の流れ」の錬磨
- 三 ヨーロッパの合気道
- 四 合気道の国際的普及
- 五 気の流れと縁
- 第六章 呼吸法(調気の法)
- 終章 稽古を顧みる
- あとがき