2014年日露武道交流年記念 ロシア連邦派遣日本武道代表団
日露武道交流の架け橋にプーチン大統領も演武を観覧
ロシア連邦派遣日本武道代表団(主催=日本武道館・日本武道協議会、後援=文部科学省・外務省)は11月5~12日、高村正彦武道議員連盟会長を団長に現代武道9道、古武道3流派の代表者ら75名の団員で組織され、ロシア連邦モスクワ市に派遣された。現地では日本武道演武会、武道文化セミナー、小規模演武会などの所定の事業を行った。
本事業は日露首脳会談で合意がなされた日露武道交流年の主要事業として行われたものである。
5日に日本を発った一行は、6日にロシア国営通信社で記者会見を行った後、ヴィタリー・ムトコスポーツ大臣を表敬訪問した。
7日にはロシア国立体育スポーツ青年観光大学の講堂で武道文化セミナーを実施。山下泰裕副団長による講演と各道の演武が行われ、場内は立ち見が出るほどの盛況ぶりであった。
8日の日本武道演武会にはプーチン大統領が列席し、演武を観覧した。演武会は5,200名の観客が参集し、現代武道9道と古武道3流派がその真髄を披露した。また演武会後にはワークショップが開かれ、会場に集まった観客が実際に日本武道を体験した。
9日は現地武道団体との交流指導稽古会を行い、10日はスポーツ教育センター「サンボ70」において、小規模演武会を開催した。
10日、全日程を終え、解団式が行われ、11日に出国、12日に帰国した。
武道文化セミナー・演武会の様子
団員名簿(敬称略)
団長
- 高村正彦(武道議員連盟会長、日本武道館常任理事)
団長秘書
- 川野邦仁(高村正彦事務所)
副団長
- 山下泰裕(全日本柔道連盟副会長、日本武道館評議員)
文部科学省
- 市川清治(競技スポーツ課国際スポーツ室専門職)
外務省
- 吉川英寿(欧州局ロシア課兼ロシア交流室事務官)
団長随行
- 松田卓也(警視庁)
事務局
- 内田康介(教育文化部部長、事務局責任者)
- 行成仁志(振興部普及課主任)
- 横内裕史(振興部業務課主任)
柔道
- 細川伸二(八段)
- 三戸範之(七段)
- 向井幹博(七段)
- 内村直也(六段)
- 小山昌規(六段)
- 小塚義隆(六段)
剣道
- 鈴木康夫(範士八段)
- 小笠原宏志(範士八段)
- 佐藤信秀(教士八段)
- 吉﨑勝(教士八段)
- 渡邉惠(教士七段)
- 中村充(教士七段)
弓道
- 浦野雄二(教士七段)
- 川村明義(教士七段)
- 吉澤喜芳(教士七段)
- 黒住一道(教士七段)
- 吉田佳史(教士七段)
- 清水政範(錬士五段)
相撲
- 金井極(三段)
- 横田匡加(三段)
- 中山将太(三段)
- 杉山秀人(三段)
- 朝岡秀太(三段)
- 藤本修巳(二段)
空手道
- 佐々木清巳(範士八段)
- 長谷川伸一(錬士七段)
- 若井敦子(六段)
- 長谷川克英(錬士六段)
- 山口貴史(五段)
- 牧田拓也(三段)
合気道
- 小林幸光(七段)
- 桂田英路(六段)
- 内田直人(四段)
- 岡崎遼(三段)
- 佐々木信(二段)
- 澤井徹(初段)
少林寺拳法
- 日當喜澄(正範士八段)
- 梅野清嗣(正範士七段)
- 荒井章士(准範士六段)
- 田中由喜(大拳士五段)
- 樋口由衣子(正拳士四段)
- 樋口麻緒(正拳士四段)
なぎなた
- 畠瀬美佐子(範士)
- 小野由紀子(教士)
- 嶋田信子(錬士)
- 安喰愛(四段)
- 井上美代(四段)
- 渡部あずさ(三段)
銃剣道
- 伊藤武人(範士八段)
- 津田昌泰(範士八段)
- 新谷嘉成(教士七段)
- 増田良明(教士七段)
- 寺村大佑(錬士六段)
- 増田直実(三段)
大東流合気柔術
- 近藤昌之(七段)
- 長谷川すみ枝(教授代理)
- 天野鎮夫(秘伝目録)
- 石井勇一(二段)
初實剣理方一流甲冑抜刀術
- 神崎勝(代表・免許皆伝)
- 多賀俊郎(師範代)
- 松尾斉(目録)
- 坂本圭(目録)
荒木流拳法
- 菊池邦光(第17代宗家)
- 永田仁志(免許)
- 西川二郎(目録)
記録
- 後閑信弥(㈱クエスト)
- 団長以下総勢75名