日本武道館開館五十周年記念式典・日本武道祭
天皇皇后両陛下を御迎えして日本武道館開館五十周年記念式典・日本武道祭を開催
日本武道館開館五十周年記念式典・日本武道祭は10月5日午後2時より、天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ、日本武道館大道場において盛大に挙行された。
現代武道9道と古武道3流派の演武、ロシア連邦民族・伝統武道団による招待演武が行われ、会場には武道関係者ら約5,500名が参集し、盛会裡に開催された。
大太鼓の合図が鳴り響き、天皇皇后両陛下がご来臨。両陛下が御着席されると、臼井日出男日本武道館理事長が開式を宣言した。
国歌斉唱に続き、松永光日本武道館会長が主催者を代表して挨拶。続いて、高村正彦武道議員連盟会長が来賓祝辞を述べた。間を置かずに日本武道祭へと移り、三藤芳生日本武道館理事・事務局長が開会を宣すると、演武始めとして小笠原流弓馬術が登場した。
同流は魔障退散を意味する蟇目の儀を執行。放たれた矢の鏑は、ヒョーという音を発しながら、張りつめた会場の空気を引き裂いた。柔道、剣道、相撲、空手道と続き、演武が終わる度に観客から大きな拍手が湧き起こった。第一部はここで終了。天皇皇后両陛下はここでご退場された。
第二部は弓道から始まった。合気道、柳生新陰流兵法剣術、なぎなた、少林寺拳法、銃剣道と続き、日本武道の精華を披露した。
日露武道交流年を受けて招待されたロシア連邦民族・伝統武道団により、サンボ、マス・レスリング、ハプサガイ、コレッシュ、コサック武術が演武された。
演武納めに森重流砲術が登場した。火縄銃から轟く銃声に観客がざわめく中、次々に火蓋が切られていく。火薬の匂いと硝煙が立ちこめる中、三藤理事・事務局長が閉会を宣言し、日本武道祭は盛会裡に幕を閉じた。
国歌斉唱に続き、松永光日本武道館会長が主催者を代表して挨拶。続いて、高村正彦武道議員連盟会長が来賓祝辞を述べた。間を置かずに日本武道祭へと移り、三藤芳生日本武道館理事・事務局長が開会を宣すると、演武始めとして小笠原流弓馬術が登場した。
同流は魔障退散を意味する蟇目の儀を執行。放たれた矢の鏑は、ヒョーという音を発しながら、張りつめた会場の空気を引き裂いた。柔道、剣道、相撲、空手道と続き、演武が終わる度に観客から大きな拍手が湧き起こった。第一部はここで終了。天皇皇后両陛下はここでご退場された。
第二部は弓道から始まった。合気道、柳生新陰流兵法剣術、なぎなた、少林寺拳法、銃剣道と続き、日本武道の精華を披露した。
日露武道交流年を受けて招待されたロシア連邦民族・伝統武道団により、サンボ、マス・レスリング、ハプサガイ、コレッシュ、コサック武術が演武された。
演武納めに森重流砲術が登場した。火縄銃から轟く銃声に観客がざわめく中、次々に火蓋が切られていく。火薬の匂いと硝煙が立ちこめる中、三藤理事・事務局長が閉会を宣言し、日本武道祭は盛会裡に幕を閉じた。
演武を御覧になる天皇皇后両陛下
御説明役を務めた三藤芳生実行委員長(理事・事務局長。写真中央)によると、両陛下は武道に深い関心をお持ちで、それぞれの武道について御下問があった。演武者一覧
小笠原流弓馬術
- 小笠原清忠 三十一世(神奈川)
- 小笠原清基 三十一世嫡男(神奈川)
- 九里 孝義 重籐弓免許(三重)
- 砂口 勝紀 重籐弓免許(大阪)
- 川村 明義 重籐弓格免許(京都)
- 鎌形佐知夫 重籐弓格免許(千葉)
- 吉田 昌伸 相位弓格免許(神奈川)
柔道
- 佐藤伸一郎 七段(東京)
- 増地 克之 六段(茨城)
剣道
- 梯 正治 範士八段(東京)
- 濱﨑 滿 範士八段(東京)
- 河口 俊彦 居合道範士八段(山口)
- 小倉 昇 居合道範士八段(栃木)
- 荒井 洋 杖道範士八段(神奈川)
- 大里 耕平 杖道範士八段(神奈川)
- 軽米 満世 教士七段(千葉)
- 秋葉知恵子 教士七段(千葉)
相撲
- 舛田 守 七段(東京)
- 金子 尚平 三段(東京)
- 黒川宏次朗 三段(東京)
- 鳩岡 良祐 二段(東京)
- 坪山 晃大 二段(東京)
空手道
- 木村 陽子 公認五段(大阪)
- 森岡 実久 公認参段(兵庫)
- 柏岡 鈴香 公認参段(大阪)
弓道
- 久保田 清 範士八段(茨城)
- 村川 平治 教士八段(東京)
- 土佐 正明 教士八段(千葉)
合気道
- 植芝 充央 本部道場道場長代行(東京)
- 栗林 孝典 七段位(東京)
- 金澤 威 七段位(千葉)
- 鈴木 俊雄 五段位(東京)
- 小谷 佑一 五段位(東京)
- 内田 直人 四段位(千葉)
- 日野 皓正 四段位(東京)
柳生新陰流兵法剣術
- 柳生耕一厳信宗家(愛知)
- 葭谷 努 (神奈川)
- 鈴木 泰充 (愛知)
- 柴田 幸芳 (岐阜)
なぎなた
- 畠瀬美佐子 範士(岡山)
- 中村ゆり子 範士(福岡)
少林寺拳法
- 荒井 章士 准範士六段(香川)
- 田中 由喜 大拳士五段(香川)
- 谷 聡士 正拳士五段(香川)
- 秋元 宏介 中拳士三段(香川)
- 石井 明仁 大拳士五段(東京)
- 川島 佑斗 正拳士四段(東京)
- 佐原 まい 参段(東京)
- 伊勢 歩実 参段(新潟)
- 岩井 久子 弐段(東京)
- 大浦 薫 弐段(神奈川)
- 郡山しずか 一級(埼玉)
- 高村 映光 三級(東京)
銃剣道
- 佐藤 亨 範士八段(福島)
- 相野 照昭 教士八段(青森)
- 浦部 聖二 教士七段(香川)
- 中島 克直 教士七段(宮城)
- 中野渡弥生 錬士六段(神奈川)
- 遠藤 里紗 三段(神奈川)
森重流砲術
- 小野尾正治 名誉師範(千葉)
- 村上藤次郎 師範(東京)
- 青木 孝 師範(神奈川)
- 角替 進 免許(静岡)
- 齋藤 一博 免許(神奈川)
- 片山 直巳 免許(静岡)
- 石井 和己 免許(千葉)