栃木県(宇都宮市)地域社会弓道指導者研修会
期間 | 平成25年8月17日(土)・18日(日) |
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場所 | 栃木県体育館弓道場 |
参加者 | 47名 (保体科教員3名 その他教科教員29名 外部講師15名) |
派遣講師 | 小澤 通春 範士八段(埼玉県弓道連盟 名誉会長) 張替 謙一 教士八段(茨城県弓道連盟 副会長) |
概要
研修会は、中学校武道必修に特化した内容で8月17日、18日の二日間、中学教員、高校教員および外部指導者延べ47名が参加して開催された。
参加者は、経験豊富な有段者(38名)と未経験者(9名)が混在し、途中、3班に分かれての指導があった。
研修会は、礼記射義・射法訓の唱和に始まり、初日は小澤講師、ニ日目が張替講師による矢渡しが行われた。その際、受講生の中から介添えが二名ずつ選出され、介添え指導も行われた。その後、受講生が一人ずつ一手行射を行い、中央講師の指導を受けた。
午後から、安全管理、事故防止、射法八節の運行上に現れる諸欠陥および弓道技術動作についての講話の後、一的射礼を3人の受講者が行い、それについても中央講師の懇切丁寧な指導があった。その後、熟練者と初心者に分かれて基本体の指導、射技指導をそれぞれ行った。
二日目の午前中は、前日からの継続で射技指導が行われ、午後から、仕上げの一手行射の後、質疑応答を行い無事終了した。
参加者からの意見
生徒へどのように射の技術を伝えるかイメージするのが難しかったが、タイミングや指導の言葉を実際に教えてもらい、勉強になった(教員・男性)。講師の指導を手本に生徒に指導したい(教員・男性)。自分の欠点を指摘してもらい、気づくことができた(教員・男性)。射の心得、基礎的知識、動作方法の確認、礼射の作法等、上級者の所作を見ることができ、貴重な日本文化に触れることができ勉強になった(教員・女性)。正しい弓道を正しく生徒に指導するために、自分が正しく学ぶことが重要と感じた(教員・女性)。 外部指導者として、学校の顧問や生徒とのコミュニケーションの取り方が難しい(外部指導者・女性)。初心に戻り、基本的な事項を勉強できたことは非常に有意義だった。次回、この研修会があれば、またぜひ参加したい(外部指導者・男性)。射法八節図解を見て、基本の重要性を改めて考えた。基本に徹することがなぜ必要か、それをどのように伝えていくか、修練することの意味を再認識した(外部指導者・女性)。