鹿児島県(鹿児島市)地域社会少林寺拳法指導者研修会
期間 | 平成23年10月29日(土)~30日(日)開催 |
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場所 | 鹿児島県総合体育センター |
参加者 | 学校関係者1名(中学校の教頭、有段者)ほか、74名(大半が有段の県内指導者) |
連盟派遣講師 | 田原正晴大範士九段、永安正樹准範士六段 |
概要
研修会初日は基本動作の確認を重点的に行い、永安正樹講師が午前の部を指導し、午後の部を田原正晴講師が指導した。どちらの講師の指導内容も基本であるが故に奥が深く、参加者も改めて自身の実力、基礎の重要性を再確認する良い機会となったようである。
研修会2日目は武道必修化に重点を置いた指導を展開した。
永安講師が香川県内の中学校で実際に指導した自身の経験を踏まえて講義し、続けて武道必修化を見据えた少林寺拳法の模擬授業を行った。
これらの要点をまとめると、
○少林寺拳法に対して学習意欲がない生徒がいることを前提とした授業展開をしなければならない。また、中学生は精神的、肉体的両方の面で成長格差が大きい思春期であり、男女を分けて組ませるといった配慮も必要である。
○生徒の学年、都会、地方等により指導内容は変えた方が良い。生徒が授業を受け入れる素直さがあるかは生徒を取り巻く環境に拠るところが大きいためである。
○褒めて伸ばすような指導を心掛ける。
といったことである。
この後行った実技の模擬授業は、以上の要点を踏まえて実際の教育現場と同じ約40分で行われた。具体的な指導内容は立ち方、座り方、突き方、蹴り方である。
午後には、参加者全員での実技の発表と、田原講師の技術指導を行って2日間の指導者講習会は終了した。
2日目から参加した受講者は、講義と模擬授業について、中学生目線の非常に分かりやすい指導内容、惹きつける話術、教育現場の現状を深く理解していることに感銘を受けた、と研修会の感想を述べた。