日本武道館発行の単行本
写真と記事でたどる
武道の近代史
武道の近代史
明治以降に出版された諸雑誌の記述から、武道を取り巻く日本文化や、体育・スポーツ全般にわたる内容を掲載した記事を紹介する形で、武道がどのように近代化へと歩みを進めてきたのかを明らかにするための基礎資料集。
※本書は非売品のため書店では取り扱っておりません。日本武道館出版広報課にお申込みください。
B5判・182頁
1,100円
- 内容
目次
- 第1回 連載をはじめるにあたって
- 近代武道史研究の意義/私の研究の整理/明治期における武道の社会的評価/武道とスポーツ/学校教育と武道/戦時体制下の武道
- 第2~12回 『風俗画報』にみる明治期の武道
- 『風俗画法』について/江戸趣味・懐古・故実にみられる武術/各地、名所図会にみられる武術/武術の興行と講習会への移行について/外国人歓迎行事や博覧会の協賛行事と武術の競技化の進行/明治二十年代以降にみられるナショナリズムの風潮と武道教育/日露戦争と武道の評価/武士道と武道の問題/補遺およびまとめ
- 第13~20回 『体育と競技』・『アサヒスポーツ』の両誌にみる武道のあゆみ
- 武道の教育化の進展と名称変更/昭和六年の武道必修化への経過について/武道の競技化の進行とスポーツ/御大礼記念天覧武道大会/体育の日本化の進行と武道教育/「非常時日本」と武道
- 第21・22回 『体育と競技』・『アサヒスポーツ』の両誌にみる武道の国際化のあゆみ
- 第23回 『体育と競技』誌に見る日中戦争期の武道教育のあゆみ
- 第24回 『学校体錬』・『学徒体育』両誌にみる戦時体制下の武道教育について
- 第25・26回 『新武道』誌にみられる戦時体制下の社会における武道について
- 最終回 戦後の武道のあゆみ
- 学校武道の禁止と大日本武徳会の解散/武道のスポーツ化と学校武道の復活/武道から格技へ/格技から武道へ
- 杉江正敏先生の略歴と主要業績