日本武道館発行の単行本
小笠原流の伝書を読む
鎌倉時代から江戸時代にいたる武家礼法で、弓術、弓馬術と結びついた小笠原流。まずは小笠原家の歴史をその起源から概観し、続いて礼法の総論を述べる。さらに小笠原家に伝わる『修身論』や『体用論』などの伝書や教歌を繙いていく。伝書や教歌の原文を記して、その教えが現代にどう活かされているのか具体的事例を挙げながら解説。
「礼に始まり礼に終わる」武道修業者必読の一書。
四六判・上製・322頁
2,640円
- 内容
目次
- 第一章 小笠原流の歴史
- 1 小笠原家の起源
- 2 草鹿式の意味
- 3 鎌倉~安土桃山の小笠原家
- 4 江戸期の小笠原家
- 5 明治以降の小笠原家
- 第二章 小笠原流の教え
- 1 礼に始まり礼に終わる
- 2 武道と術
- 3 礼法とは
- 4 心と形
- 第三章 糾法とは
- 1 法とは何か
- 2 三網五常
- 3 九つの「きゅう」法
- 4 六芸
- 5 糾方入門之巻
- 第四章 小笠原流の伝書 修身論
- 1 修身論序
- 2 朴僂規抄
- 3 真行草
- 4 朴僂規抄に見る物の扱い方
- 5 換骨法
- 第五章 小笠原流の伝書 体用論
- 1 体用論とは
- 2 体用論の教え
- 第六章 小笠原流の教歌
- あとがき